デザインについて

ipodの登場が注目を集めた背景にはいろいろな理由があるでしょう。
MP3などにデータ化してパソコンで管理していた自分のお気に入りの音楽を、ほとんど全部小さな筐体に納めて、いつでもどこでも聴けるようになると言うiPodの機能はもちろんのこと、もともとアップル社は革新的な会社として、その歴史にも製品にも大きな関心が寄せられています。
アップル社のドラマチックな歴史については映画が作られているほどです。
Macをはじめとした同社の製品にはマニアと言われるほどの根強いファンがいるにもかかわらず、今ひとつ業績が伸び悩んでいたところに革新的に打ち出された製品がiPodであったという点も世間の関心を集めました。
またいっぽうで、パソコンなど、本来無機質で実用性重視であるはずの機器のデザインに、アップル社だけが常にハイセンスなコンセプトを打ち出してきていたと言う点からは、iPodの斬新なデザインも人目を惹きました。
初代iPod の造詣を見てみると、真っ白なアクリルの正面にあしらわれたインターフェイスはスクロールホイールと呼ばれ、指でくるくると回して液晶画面に表示されている楽曲のタイトルなどからお目当てのものを簡単に選ぶことができるようになっていました。
現在の最新のiPodはさらに進化して、クリックホイールというインターフェイスが搭載されています。iPodの全長は約10cm、幅は6cm程度という小さなサイズは、その後に続々と現れたiPodファミリーと比べれば大きめではあります。
それでも片手にすっぽりと収まるサイズで、一説によれば、初期の開発チームのコンセプトは「タバコを手放せない喫煙家の持つタバコの箱のように、音楽を手放せない音楽中毒者の音楽の箱」というようなイメージがあったとも言われます。
そういわれると納得できるような親密感を持てるデザインです。
またこのiPodの、「長方形の筐体に円と長方形が美しく収まっている」独得のデザインはアップル社の登録商標ともなっており、そのデザイン特許の取得は19件に登ると言うことから見ても、iPodのデザインに対する自信が垣間見られると言えるでしょう。
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